ヒートショックの原因と4つの予防ポイント!

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冬になるとよく聞くけど、ヒートショックってなに?

日本の冬は寒くて、乾燥しています。

温暖化が進んでいると言われていますが、東京では寒い期間は12月から翌年3月まで約4ヶ月続き、最高気温が20℃を下まわり、最低気温が1.3℃しかない日もある環境で過ごしています。

東北や北海道、山陰、北陸地方では夏に比べて大幅に日照時間が少なくなり、最低気温も最低気温もマイナスといった日もあったり…

恒温動物である人間の体温は約36℃です。東京を例にしてみると、寒い時間帯では、温度差は35℃ある可能性もあります。

そんな冬の生活環境は温度差がある環境です。

ヒートショックは、めまいや意識障害を起こしてしまいます。

この記事ではヒートショックの原因と4つの予防ポイントについて解説します。

ヒートショックとは

ヒートショックは、温度差がある環境で、血圧が大きく変動し身体にショックを与えることです。

ヒートショックはめまいや意識障害を起こしてしまいます。

温度差がある環境といえば冬場のお風呂やトイレへの移動です。

日本にある建物の多くが、採光の関係で、南側にリビング、北側にお風呂やトイレ、水回りを作ることから、暖かいリビングから寒いお風呂やトイレに移動することが多いのです。

暖かいリビングから寒いお風呂やトイレに移動する際、その温度差から急激に身体の熱を奪われてしまい血管が縮血圧が上がります。また暖かいリビングに戻ると血圧が下がります。

お風呂に入る際には、寒い10℃前後の脱衣所から40℃前後の湯船に浸かることによって血管が広がって血液が急降下。湯上がりはまた寒い脱衣所へ戻って、血圧が上がります。

温度差のある環境では血圧の乱高下を何回も繰り返すことになります。

血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中といった症状を起こし、死に至ることもあるのです。

ヒートショックを予防する4つのポイント

ヒートショックの予防は室内の温度差を少なくすることです。

お風呂の蓋を開けて温度を下げて、浴室を暖かくする

入浴中亡くなる人は、年間1万4000人と推測されています。

原因の多くはヒートショックの可能性があるそうです。

お風呂の温度は、41℃未満にしましょう。

脱衣所の温度を22℃にして、かけ湯をしてから40.5℃のお風呂に15分浸かることが負担が少ないので良いです。

家庭用のお風呂の温度設定は1℃単位で0.5℃の変更ができないため、41℃でお湯はりをしてお風呂自動運転を停止。蓋を開けて蒸気を浴室内に充満させる方法が気軽に始められる温度調整になるかと思います。このような方法が入浴時のヒートショック予防の一つになるかと思います。

トイレや脱衣所には温風式のヒーターを!

冬場のトイレや脱衣所には「寒い!」と感じることを軽減するために、温風式のヒーターを設置しましょう。

温度設定がある場合は、22~25℃前後が良いです。

お風呂のお湯はりはシャワーで!

1つ目の予防法は、追い焚き式のお風呂ならば実行可能ですが、その機能がないワンルームのユニットバスの場合、お湯はりをシャワーですることをおすすめします。

シャワーの温度はほんの少し熱めが良いです。浴槽に落ちる間に冷めてしまいます。環境により温度が何度が良いかということが難しいので、実際に溜まっているお湯の温度を測ってみて、シャワーの温度を設定しましょう。一度ストップウォッチで何分でどのくらいの水位にするかはかってしまえば、次からはタイマーをかければできるので、チャレンジしてみてくださいね。

またシャワーでのお湯はりがおすすめなのは、湿度が低い場所だと温度を感じにくいからです。

夏場、カラッとした日には暑さを感じにくく、雨が降って湿度が高い日はジメジメして不快に感じるほど暑いことがありますよね?

温度の感じ方は「温度×湿度」なので、シャワーで蒸気をお風呂場に充満させてお湯はりをした方が脱衣所→洗い場→お風呂の温度差が少なくなります。

トイレは暖房便座を!

もしトイレが暖房便座でない場合は、設置をおすすめします。

「冷たい!」と感じると筋肉は収縮し、血圧を上げてしまいます。

温度差を少なくする対策として、トイレに限らず、「冷たい!」と感じる場面を減らすことがヒートショックを予防することに繋がります。

まとめ

ヒートショックの原因と4つの予防ポイントはいかがでしたか?

少しでも過ごしやすく、手間をかけず健康で楽しく生活できますように。

お家で何かやってみていただけたら幸いです。

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