温泉の泉質は10種類!泉質を知る

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ジェットバスじゃなくて、泡がぷくぷくでている温泉があるんだけど、何ていう泉質なんだろう?

二酸化炭素泉かしらね

この記事では、温泉の泉質について解説します。

温泉の泉質は全部で10種類

温泉の泉質は10種類あります。

単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、酸性泉、含よう素泉、硫黄泉、放射能泉です。

日本の温泉の約70%は単純温泉と塩化物泉です。

源泉に入っている溶存物質の総量が1000mg/kg未満の場合、単純温泉です。

温泉の効能には、温泉の定義に当てはまれば効果があると言われる一般適応症と泉質特有の泉質別適応症の2種類があります。

泉質名特徴効能
単純温泉誰でも入れる、やさしい温泉
温度が25℃以上あり、成分は入っていながら含有量が少ない
一般適応症の自律神経不安定症、不眠症、うつ状
塩化物泉湯冷めしにくい温泉
皮膚についた塩分が汗の蒸発を防ぐため、保温効果の高い
一般適応症
+ 切り傷、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症に効果があると言われている
炭酸水素塩泉清涼感のある美肌の湯
アルカリ性で肌が滑らかになる、湯上がりさっぱりとする
一般適応症
+ 切り傷、やけど、慢性皮膚病、美肌効果があると言われている
硫酸塩泉動脈硬化、脳卒中を防ぐ温泉
温熱効果と保温効果が大きく、血行を促進し、血圧を下げる
一般適応症
+ 動脈硬化、切り傷、やけど、慢性皮膚病、美肌効果があると言われている
二酸化炭素泉炭酸温泉
気泡が身体を覆うことで身体を温める。温熱作用による血管拡張作用と相乗して働く。心臓に負担をかけず血圧を下げる
一般適応症
+高血圧症、動脈硬化症、切り傷、やけど
含鉄泉刺激が強く、よく温まる温泉
無色透明で湧き出して、空気に触れると赤褐色に変わる。飲用することにより、身体に鉄分を補給
一般適応症
+鉄欠乏性貧血
酸性泉殺菌作用に優れた温泉
肌に染みるような強い刺激で、殺菌力に優れている。皮膚が弱いと湯ただれを起こすので、入浴後、真湯で流す
一般適応症
+皮膚病
含よう素泉飲用した場合、新陳代謝を高める温泉
コレステロール値を下げると言われている
一般適応症
+高コレステロール血症
硫黄泉血管を広げ、血流をよくする温泉
末梢血管の拡張作用があり、動脈硬化、高血圧症に適する。飲用した場合、生活習慣病にも適する
一般適応症
+動脈硬化症、高血圧症、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病(硫化水素型)、美肌効果
放射能泉痛みをやわらげる温泉
痛みを鎮める作用。尿酸の排出が増すため、痛風に適する
一般適応症
+痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病

単純温泉は温泉デビューに最適の温泉です。もっとも多いですし、何かの物質に特化したものではないため、刺激も弱く温泉に慣れていない人でも入れます。

まとめ

温泉の泉質10種類はいかがでしたか?

温泉との付き合い方は、泉質以外にも入浴温度や温泉地で過ごす日数によって変わってきます。

自分の休暇とマッチする温泉選びができるといいですね。

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